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古名:さなかづら・・サネカヅラ(実蔓、核葛) マッブサ科 別名:ビナンカヅラ(美男蔓)

写真: 古名:さなかづら・・サネカヅラ(実蔓、核葛) マッブサ科 別名:ビナンカヅラ(美男蔓)

写真: オキナグサ(翁草 ) キンポウゲ科 古名:ねっこぐさ(根都古具佐) 写真: 長楽寺サネカヅラ(実、核)蔓 マツブサ科 別名:ビナンカヅラ(美男蔓)サナカヅラと(もいう。

サネカヅラ(実蔓、核葛) マッブサ科 別名:ビナンカヅラ(美男蔓)古名:さなかづら(真蔓)

原文:丹波道之 大江乃山之 真玉葛 絶牟乃心 我不思

よみ:丹波道(たにはぢ)の、大江(おほえ)の山の、さ
   な葛(かづら)、絶えむの心、我(わ)が思はなくに

かな:たにはぢの おほえのやまの さなかづら たえむのこころ わがおもはなくに

意味:真葛(さねかずら)
   丹波道(たにはぢ)の、大江(おほえ)の山の、さ
   な葛(かづら)のように、(あなたとの間を)絶と
   うと思う心など、私は持ってはいません。

・丹波道(たにはぢ)は奈良と京都の丹波を結ぶ道です。また、大江(おほえ)の山は、現在の京都
 市西京区と亀岡市の境にある、標高が480メートルの大枝山(おおえやま)とされています。

・さな葛(かづら)は、長く伸び続けて行くので、「絶えない」ことを表現するのに詠まれたと思
 われます。

万葉集:第十二巻:3071作者不明

万葉集:には10首以上に載っています。「真葛(さなか
づら)」が「後も逢ふ」などを導く 枕詞(まく
らことば)として使われている歌もあります。

0094: 玉櫛笥みむろの山のさな葛さ寝ずはつひに有りかつましじ

0101: 玉葛実ならぬ木にはちはやぶる神ぞつくといふならぬ木ごとに

0102: 玉葛花のみ咲きてならずあるは誰が恋にあらめ我れ恋ひ思ふを

0207: 天飛ぶや軽の道は我妹子が里にしあれば.......(長歌)

2296: あしひきの山さな葛もみつまで妹に逢はずや我が恋ひ居らむ

3070: 木綿畳田上山のさな葛ありさりてしも今ならずとも

3071: 丹波道の大江の山のさな葛絶えむの心我が思はなくに

3073: 木綿包み白月山のさな葛後もかならず逢はむとぞ思ふ

3280: 我が背子は待てど来まさず天の原.......(長歌)

3281: 我が背子は待てど来まさず雁が音も.......(長歌)

3288: 大船の思ひ頼みてさな葛いや遠長く.......(長歌)

タグ: サネカヅラ

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    2020年12月29日 15:18 ☆トミー (47)

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