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2023_0319_154044 JR鴨川橋梁(東海道本線の北側2線用)

写真: 2023_0319_154044 JR鴨川橋梁(東海道本線の北側2線用)

写真: 2023_0319_154131 JR鴨川橋梁JR鴨川橋梁(東海道本線の南側3線用) 写真: 2023_0319_153852 JR鴨川橋梁

築大正12年の銘板が貼られていました。


明治5年の新橋ー横浜間、日本で最初の鉄道が開通
それに遅れること2年
明治7年に神戸ー大阪間
明治10年に大阪ー京都間
明治12年に京都ー大津間
明治15年に長浜ー敦賀港間が開通しました。
最初の鉄道こそ東京周辺でしたが以降はむしろ関西の方がはやく鉄道延伸が進んでいます。

これは東京ではこの後鉄道をどっちに延ばすか、関西を目指すにしても東海道か中山道か、で揉めてた一方で、
関西は琵琶湖の水運を介して本州の太平洋と日本海を結ぶ陸路を確保する、という明確な目標があったからだと思われます。

ここは明治12年に開通した京都ー大津間に当たりますが、開通当初は京都盆地の東に連なる東山三十六峰を越えられず、鉄道は東山の麓を南下して稲荷山を過ぎて山の低くなった藤森あたりで東山を越えていました。

やがて東京からの鉄道が長浜まで到達し、琵琶湖の東岸の鉄道開通して明治22年に東海道本線が通じました。
(のちに長浜ー関ケ原間は東海道本線優先で米原ー関ケ原間に付け替えられました。)

東海道本線に組み込まれて交通量が増えて来るとその南回りルートでは急勾配で一列車の貨物量が制限を受け、輸送のネックになり始めたため、京都駅から真東に進んで東山を抜ける東山トンネルが掘られ、そのときに架けられたのがこの橋になります。
両端を花崗岩のブロックで補強されていますが煉瓦造りの古風な橋脚が現役です。

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